2000年7月28日(金)
ここまでくれば、ゴールはもう目と鼻の先。慌てる必要は何も無い。朝食はバイキング形式の物だったので、ゆっくり戴くことにした。

出発は、8:30過ぎ。別にかまわない。ここ2日ほど、とても涼しく、今日も例外ではない。さて、本日のルートだが、国道8号線をそのまま南下すれば、ほんの数10km。・・・・・イヤ、そんなに無いかも知れん。さらに、何の見所も無く、ただただ、横を通り過ぎる車に注意するだけ。

それだけだったら、なんの面白みも無いので、国道307号線を使ったルートを使うことにする。俗称近江グリーンロードである。少し田舎道の雰囲気のあるルートである。

国道8号線から、名神彦根インターチェンジ方面に向かえば、この307号線に入る。入ってすぐに、ゆるい上りだが、気にする程度ではない。(気分的余裕が大きい!)

307号線に入ってしまえば、コンビニの数が、激減すると踏んで、初めにあったコンビニで、水分補給。ところが、その後、たくさんのコンビニとすれ違うことに。

307号線も山あいに入っていくと、車の数はぐっと減り、走りやすくなってきた。緑も多くなってきて、ようやくこのルートらしさが出てきたと思う。(ちょっと失礼か?)

途中、ほんとに訳のわからん所に、SLが飾ってあるではないか!なんだこりゃ?思うが早いか、自転車をそちらに向け、記念撮影と、小休止。
訳のわからん所のSL
さらに南下していけば、湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)がある。ここはそのままパスし、その先の道の駅あいとうマーガレットステーションで、一休みする。ここまでは、非常に順調。不満があるのは、お尻だけ。(これについては、毎日だったが。)
道の駅あいとうマーガレットステーション
さて、残りの道程もわずかなので、もうひと踏ん張り!道の駅をスタートして数km・・・・・。まさか、またお前に遭うとは、思っても見なかったぞ!登坂車線!

しかし、今日の俺っちはチョット違う。精神面が充実している。(嗚呼ッ、なんて都合のいいヤツ!)ハッハッハ、かかって来なさい!(よう言うわい!)

それでも、なんとかかんとか上り終え、いよいよ、田園風景を眺めることに。平坦な道を進み、水口までの距離が縮まってくる。水口に入ってしまえば、国道1号線に出、そのまま1号線を進めば、この旅も終わりを告げるのだが。

さすがに1号線は車の往来が激しい。気をあまり使いたくないので、甲西辺りで道を変えることに。その道って言うのが、峠になっていて、途中きつい上りもある。が、しかし、今日の俺っちは今までとは違う。(えっ?しつこいって?)そんな峠もなんのその。そこを過ぎれば栗東なのだが、草津まではもう目と鼻の先。

勝手知ったる道を走り、いよいよゴールである。その瞬間と言うのが思っても見なく、何か少し淋しい気分になってしまうのである・・・・・。
移動距離: 78.53km
平均速度: 22.3km/h
トータル移動距離: 648.63km
トータル平均速度: 21.6km/h
ツーリングを終えて
日記のところで、たびたび触れたが、出発してからの3日間は、とても暑かった。初日、敦賀では観測史上1番の暑さを記録し、2日目、3日目になると、日本海側はフェーン現象のお陰で、日本で1番暑かったのは富山であった。まさに暑さと共に移動してきたのである。

4日目は雨。この雨のお陰か知らないが、5日目からは気温が下がって、走りやすくなった。こんなくらいの気温であったら、高山まで行けたかもって・・・・・、思ってしまうが、今回はこのルートでも十分楽しめた。

誤算は他にもあった。本格的な装備で自転車に乗るのは今回が初めて。平坦な道ではその重さがあまり感じられないのだが、上りになると話はまるで違う。軽装備で何度か伊吹山なんかに上ったりしたが、そんなの比較にならん。

さらに、今回の為に?新調したサドル。雑誌の話とはえらい違いであった。やはり、合う合わないは個人差であろう。

ツーリング初日は以上の条件が重なって、数10kmの辺りで、後悔しだしたもんであった。が、先に進むに従い、あきらめの気持ち、そして楽しまなければいかんと言う気持ちに変わってくる。

折り返し地点でもあった、平村を過ぎてからは、かなり楽しめながら走れた。(それは帰る方向に進んでいたからかも知れん。)最終日に限っては、なにか物足りなさまで感じれた。辛さが多かっただけに、終われば一入の感情が湧き出てくるもんである。

今回は、いい経験ができた。また機会があれば、どこかにチャレンジしたいと思う、そんなツーリングであった。
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